永遠(とわ)に果てぬ愛
聞いたところでそんな記憶がないのだから、失っている部分があるのは事実だ。
この先、記憶が完全に戻ることはあるのだろうか。
「とにかく、和奏は和奏。
記憶が戻らなくても、変わりはしないから」
「ありがとう」
莉奈の言葉に、泣きそうになってしまう。
このままでいいんだと言われたようで。
「さぁ、こんな話しはやめよう。買い物行こうよっ」
笑顔で言った莉奈に頷き、店を出る。
それから、ブラブラと買い物をした。
「たまにはさ、天羽を悩殺するような服を着てみたら?」
そんなことを言われて、服をコーディネートされた。
しかも、あろうことかプレゼントされた。