永遠(とわ)に果てぬ愛
「ちょっと、いいよっ。自分で払うっ」
「いいじゃん、このぐらい。和奏が新しく生まれ変わるお祝い。
天羽には、感謝してもらわないとね」
「はぁ?」
莉奈が何を言いたいのか、全然分からなかった。
だけど、一歩も引いてくれないから、ありがたく受け取った。
「あー楽しかったぁ。
こうやって出かけるのも久しぶりだよね」
「そうだね。色々あって、2人で出かけてなかったもんね」
服から雑貨から色々見て回り、歩き回った。
いつの間にか、陽も陰ってきて夕方になっていた。
「和奏はこれからどうする?」
「んー、なんか怜央と食事」
「は?」
「だから、怜央と夕食行くんだって。連絡してって言われたから」