永遠(とわ)に果てぬ愛
*怜央side
昨日、和奏と話していた時から考えていた。
今日の夕食は2人で食べようって。
朝、タイミングよく理央と拓海に話すことが出来た。
正直に話せば、快く許可が出た。
2人にも迷惑かけてばかりだなと思った。
和奏は、予想通り深町と逢うと言った。
夜は2人で食べようと言ったら、少し驚いていたけど。
なんとか約束は取り付けた。
準備も整った。
あとは、心を落ち着けるだけだ。
その心は、なかなか落ち着かないけど。
車に乗ってから何度目だろう。
深いため息が出る。
顔だって、強張っているのが分かる。
こんなに緊張したのはいつぶりだろう。
和奏が家に来る時だって、こんなに緊張はしなかったと思う。
やっぱり、それだけ大事なことなんだと実感する。