永遠(とわ)に果てぬ愛
「感想って……可愛いけど」
「はぁ!?全然心がこもっていないっ」
イヤ、こんなとこで何を求めてんだよ。
オレは今、非常に危険だ。
それを言えって?
確かに言いたいけど、今は言えない。
オレは、すっげぇ理性と闘ってんの。
今すぐ押し倒したい。
だけど、それじゃダメだから。
そんなオレの葛藤を知ってか知らずか、深町が耳元で囁いてくる。
「アタシに感謝しなよ?お礼は、和奏を幸せにすること。いいねっ」
最後には、パシッと頭を叩かれた。
なんだかんだ言って、結局は友達想いなんだと分かる。
それでも、和奏に余計なこと言っていないか不安になる。
今だって、和奏の耳元で何かを言って、和奏の頬が赤くなっている。