永遠(とわ)に果てぬ愛
「あ、莉奈っ。1人で帰るの?」
「んー、直輝に迎えに来させる」
そして、自分は自分で、直輝と仲良くやっているらしい。
今、直輝が何をしているか知らねぇけど、深町の連絡に飛んで来るんだろうな。
「じゃあ、幸せなディナーをっ」
携帯を片手に持ち、反対の手を大きく振っている。
和奏も、それに合わせて大きく手を振る。
頬が赤いままだけど。
「もう、いいか?」
一応確認を取って、和奏が頷く。
それを見て、そっと手を繋ぎ歩き出す。
「ちょ、怜央。ここまでどうやって来たの?」
「もちろん、車だけど?」
「え?怜央って、免許持っていたの?」