永遠(とわ)に果てぬ愛
「夕食のご準備も整っております。こちらへどうぞ」
そう言って、エレベーターに案内され、入れば自然と上がっていく。
聞きたいことは色々あるだろうけど、とりあえず店に向かう。
最上階で降りて店へ行くと、また人が待ち構えている。
「お待ちしておりました、怜央様。どうぞ、こちらへ」
オレらはその人のあとについて行き、一つの席に案内される。
「う……わぁ、凄い」
窓の外に広がる夜景を見て、和奏が声を上げる。
その表情を見ただけでも、ここへ連れて来たかいがある。
席に着くとドリンクが出された。
もちろん、未成年のためジュースだけど。
「じゃあ、乾杯」
「え、あ、乾杯」