永遠(とわ)に果てぬ愛
コツンとグラスを合わせ、ジュースを飲む。
その後、食事が運ばれてきた。
食べながら、和奏が疑問に思っていたであろうことを答えた。
「父さんがオーナーをしているけど、完全な趣味。利益とか考えていない。
まぁ、それに反して人気だけど」
「趣味でホテルのオーナーになれるものなの?」
「なんか、なれているね。オレは、こっちは詳しくは分かんないけど」
オレは、ホテルの経営には興味がない。
だから、こっちには携わっていない。
あくまでオレは、天羽の会社を継ぐのだから。
「たぶん今も、支配人とかと会議みたいなことをしていると思う」
「あ、だから運転手?」
「まぁ、それもあるかな。
この店で出迎えてくれたのは、ここの店長。オレも父さんも、この店はお気に入りだからよくしてもらっている」
「確かに、食事おいしい」