永遠(とわ)に果てぬ愛
「でも、それとさっきの質問とどういう繋がりがあるの?」
オレの腕の中で、少し首を傾げながら聞いてきた。
オレは、和奏の顔をオレの胸につけ腕の中におさめる。
それから、少しだけ腕に力を込める。
そして、耳元で言った。
「オレ、この頃からずっと、和奏が好きなんだ」
緊張はマックスで、顔が赤いって自覚もある。
だから、顔を見ながら言うことは出来なかった。
それでも、ようやく口にした想い。
深町の協力の仕方といい、和奏の様子といい、こっぴどく振られることはないと思っているけど、何も言われないと不安にもなる。
少し腕の力を緩め、和奏の顔を覗く。
……と、涙が流れていた。
「えっ、そんなに嫌だった?」
思ってもみない表情に、本気で焦った。
だから、離れようとしたけど、和奏にがっちり服を掴まれていた。