永遠(とわ)に果てぬ愛



オレがそう言うと、驚いた顔をしてオレを見る。

そして、首を振る。



「違う、違うのっ」



凄く必死に、何かを訴えているようにも見える。



「和奏、落ち着いて。ちゃんと話しは聞くから」



指で少しだけ涙を拭ってやる。

そしてまた、抱きしめた。

振られるようではないから。

それから、頭を撫でながら待っていると、ポツリポツリ話し出した。



「この頃からって、5歳の時から?」


「んー、もう少し前かな。和奏と初めて逢った時から。一目ぼれってヤツ?あのセリフも効いたし」



話し出したとはいえ、なぜか質問されている。

もう告白したあとだから、包み隠さず話すけど。




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