永遠(とわ)に果てぬ愛
*和奏side
今日は、なんという日だろう。
食事の場所、夜景だけでもお腹いっぱいになるぐらいだった。
なのに、抱きしめてもらえた上に、まさか告白されるなんて……。
嬉しいのと驚きで泣いてしまって、怜央が焦っていた。
そんな姿も新鮮だと思った。
告白したからか、質問にはきちんと答えてくれた。
けど、言葉がストレートすぎる。
怜央は顔色一つ変えないのに、私の顔は真っ赤になってしまう。
それでも、なんとか私も想いを伝えられた。
怜央の家に来た当初は、付き合うなんて想像すらしていなかった。
好きになるなんて思っていなかったんだ。
辛い恋が始まるかと思えば、ずっと好きだったなんて言われて。
やっぱり、直接聞かないといけないと実感した。
ほとんどが、私1人で勘違いしていたんだ。
「ねぇ、変なこと聞いてもいい?」
キスの合間に口を開く。