永遠(とわ)に果てぬ愛
諦めようとも思った。
私は、隣にいられないからって。
でも結局、怜央の言葉に甘えた。
ここにいてと言う言葉に。
こうなることは、小さい頃から決まっていたのかな。
偶然じゃなくて、必然だったのかな。
5歳、イヤ、初めて逢った時に、歯車は動き始めていたんだ。
昨日までがそうだったように、先のことなんて分からない。
だけど、ただ今はこの愛しい波に身を委ねたかった。
誰よりも愛しいあなたと、溺れていきたい……。
「体、大丈夫か?」
甘い情事のあと、2人してぐっすり眠りについた。
私に至っては、前日考えすぎて眠れなかったのもあったから。
目が覚めた時には、もう外は明るくなっていた。