永遠(とわ)に果てぬ愛
「……開けていいの?」
その問いに頷くと、和奏はゆっくり箱を開けた。
「え?コレ……」
「誕生日おめでとう。
ネックレスでごめんな。指輪はプロポーズの時まで待って」
「十分すぎるよ……。私は、怜央の時に何もしていないのに」
「いいんだよ。オレがやりたくてやっているんだ。
……貸して。今、つける」
和奏の手からネックレスを取り、和奏の首につける。
「……どう?」
少し上目遣いにそう言うから、つい押し倒したくなった。
だけど、我慢して、唇にキスをした。
「可愛いよ」