永遠(とわ)に果てぬ愛
あれから何度もキスをしているのに、いつまでたっても慣れないらしい。
未だに、顔が真っ赤だ。
「怜央、ありがとう」
ちゅっ、とリップ音と共に言われたお礼。
まさかの和奏からのキスに、オレがやられてしまう。
オレには、直輝のような禁欲生活なんて無理だ。
和奏が可愛くて、すぐに押し倒したくなるから。
それでも、時と場所は考える。
「そろそろ行こうか。母さんたちも待っていると思うし」
「あ、そうだね」
和奏の手を取り、立ち上がらせる。
すぐさま腰を引き、キスをする。
「ちょっと、怜央ってばっ」
「和奏が可愛すぎるから」