永遠(とわ)に果てぬ愛
この会場に入ってすぐ、怜央の手が放れて、私の腰にいった。
はぐれないように並んで歩いてくれた。
付き合い出して3ヶ月ちょっと。
怜央の新しい面も見えてきた。
やっぱり、そうとう我慢していたみたいで、いつもくっついている。
学校でも、色んな人にからかわれるほどだ。
けど、当の本人は涼しい顔をしている。
キスは日常茶飯事。
それ以上のことだってやりたいのだろうけど、拓海と理央くんがいる手前、たまにこっそり程度。
夜、一緒のベッドで私を抱きしめたまま眠るほどの甘えた。
そして、意外なほどに独占欲が強い。
四六時中一緒にいないと嫌みたいで、放課後にしていた仕事を卒業まではやめてしまった。
それでもやらないといけないことはあるみたいで、家に持ち帰ってやっていた。