永遠(とわ)に果てぬ愛
その言葉に、一瞬で顔が赤くなる。
よくよく考えたら、そうだと言っているようなものじゃないか。
違う。
期待とかしていた訳では、全然ない。
そう思って、キッと睨みつけた。
睨むために、彼に顔を向けたのが悪かったのか。
元々彼の顔が近くにあったため、振り向いた時に微かに唇同士が触れた。
私は、その事実に固まってしまう。
「へぇ、大胆だな」
「違うっ!偶ぜ……っ」
“偶然”と言おうとした言葉は、彼に飲み込まれてしまった。
彼とした2度目のキスは、触れるだけでは終わらなかった。
頭の後ろに手を回され、きつく、強く口づけされた。