永遠(とわ)に果てぬ愛
*怜央side
自分の席に着いて、直輝と話していた。
どうも、和奏との生活が気になるらしい。
たった1日では、まだ何もないのに。
しかも、自ら人の話しを聞きたがるなんておかしい。
まさか、直輝も同じことをやるつもりだろうか。
動こうかなとは言っていたけど、自分の元に置くつもりだろうか。
まぁ、今までの直輝を見てきたら、ありえない話しではない。
いざとなったら、無理矢理にでもやるだろう。
正直、オレより直輝の方が怖いと思う。
恋愛に関しては。
そんなことを思いながら、ふと廊下に目をやる。
するとそこには、男と笑顔で話す和奏の姿があった。
相手は、和奏と小学校から付き合いがある、違うクラスの越智悠真。