永遠(とわ)に果てぬ愛
そうじゃないと、アレが出てきた時にすぐ破局を迎えてしまう。
それでは、意味がないから。
そんなことを考えながら、学校帰りにあるところに寄った。
「お疲れ様です」
オレの存在に気付いた人達が、作業している手を止め、挨拶をした。
それに対して、オレも頭を下げる。
「怜央さん。この間の案件、取れましたよ」
1人が、資料を持ってオレのところへ来た。
「取れました?
じゃあ、次に進めましょう」
オレは、その資料に目を通しながら席に着く。
ここは、父親の会社。
オレは毎日、学校が終わったあとにここで仕事をしている。
次期社長になるとは言え、まだ勉強中の身。