永遠(とわ)に果てぬ愛



その言葉を聞いて、和奏はまた驚いている。


やっぱり、利用されると思っていたのだろう。

そんな卑怯な真似はしない。

嫌われるようなことはしたくないから。


それに、どうせアイツとは付き合えない。



「それは、信じてもいいの?」



ぼそりと呟くように言う。



「信用出来ない?
残念すぎるな、オレ」


「え、イヤ、ごめん。違うよ」



寂しそうに言うオレに、和奏は焦って首を振る。



「ちょ、首振ったらいてぇんだけど」



未だ後ろから抱きしめたままだから、和奏の長い髪が顔に当たる。



「あ、ごめんなさい。
って、離れたらいいじゃ……んっ」



首振るのを止めて、謝る。




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