永遠(とわ)に果てぬ愛
それが分かったところで、器用に和奏の体の向きを変えて、お互いが向き合った状態にする。
和奏の手は、オレの胸にある。
だけど、置かれているだけであって、押したり逃げようとしている訳ではない。
不思議に思うけど、これを逃す手はない。
「口開いて」
また、唇を放して言う。
ここで少し、動いてみた。
これで和奏が動かなければ、これ以上するのは止めようと思った。
だけど、動いた時にはもう放さない。
そう考え、また唇を重ねる。
少し、そのままで待ってみた。
すると、和奏はゆっくりだけど口を開いた。
オレは、それを逃さず舌を入れる。
その行動に、和奏は驚いて逃げようとする