永遠(とわ)に果てぬ愛



ここまで来て、逃がす訳がない。

抱きしめていた片方の手を、和奏の頭にやり固定する。

そのまま、攻め続ける。



「おっと」



突然、和奏が座り込んだ。

そして、肩で息をしている。

どうやら、腰が抜けたらしい。



「まぁ、今日は頑張った方か」



和奏の頭をポンポンと叩き、そう言う。



「ただいまー」



そのタイミングで、理央と拓海が帰って来た。



「帰って来たみたいだから、メシにするか」



和奏の手を取り、立たせた。

なぜか和奏は、黙ったままでいる。



「続きは、また今度な」



耳元でそう言って、和奏の元から離れた。

そこへ、2人が入って来た。




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