永遠(とわ)に果てぬ愛



「はぁ?直輝と同じくらいの変人でしょ」


「え、俺も?とばっちり?」


「イヤ、違う。
オレがとばっちり受けてんだ」



なんだか、3人で言い合いになっている。

止めた方がいいのかもしれないけど、どこで口を挟めばいいのか分からない。

楽しそうにも見える。

少しだけ、私は入れない空気を感じてしまう。

3人の関係が羨ましいように思えた。

私には、そんな風に言い合える相手はいないから。



「ちょっと、あんたたちのせいで話しがそれたじゃない。
和奏がどうしていいか分からなくなっている」



黙っていた私に向かって、莉奈が言う。

そして、みんなが私に注目した。




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