初恋涙
「優奈ちゃん前行きな。」
そう言いながら恵夏が背中を押してきた。
…ちょっと。
前って、隼人いるからでしょ?
気まずいって…
告ってから、そんな経ってないし…。
「ダメだって…」
私はそう言いながら後ろに体重をかけて、押されないようにした。
すると、里菜と亜美が
「ここ狭いから、そっち行って〜笑)」
「そうそう。こっちあついわー」
そう言ってまたグイグイ押してくる。
いやいや……。
強引すぎるだろ…大汗)
しかもちょっと楽しんでるでしょ…
ダメだって…
私が抵抗しても、みんなはやめない。
はぁ…。
あ!
今、隼人こっち見てた……。
うわァ〜〜(泣)
絶対気づかれた……。