愛なんかないわけないから
愛される理由ってやつ。
「真優~!!昨日どうしたの!?学校には居たみたいだけど…」
次の日の朝、親友の遥が私の元へ駆け寄ってきた。
「ご、ごめんちょっと探し物してて…」
まさか秋川といたなんて言えない。
「もぅ!!昨日は千佳とショッピングしてきたからね!」
遥がピンクの頬を可愛く膨らませた。
男子はガン見してるし。
「そ、そーなんだ…良かった。」
「連絡くらいしてよね?心配したっ…!!!!」
「わかったよ。」
あの状態で連絡するのは可能なのかな?
『嫌なら逃げれば?』
……////
絶対無理。
サボるときは連絡しよ。
「真~優っ♪」
教室に入ろうとしたとき、誰かに後ろから抱きつかれた。
『誰?』なんて思わなくても
「秋川…」
すぐにわかった。