愛なんかないわけないから


秋川だって私がそんな事を言うなんて

思わなかったのか、驚いている。

「何だ?体調崩してキャラ変わった?笑っ」

なんて言いながらもベッドの上に座ってくれた。

「ごめんね…」

「ふふっ…今度は何?」

「私…秋川の事避けてたから。」

「あー…ははっ…良いよ別に。わかってたしさ、俺の愛は揺るがないから♪」

そう言って私の頭をポンポンッて大きな手で触れてくれた。

「秋川はさ、本当に私の事好き?」

不安なんだ。

彼氏なんか中学で居たくらいだし。

ましてや、こんな気持ちになったのも久しぶり。

秋川なんか何人と関係をもったかわからない。

だけど…好きって言ってくれてるなら

信じてみたい。


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