愛なんかないわけないから
-ガヤガヤ
日曜だからやけに人が多い。
居るかな?
私が回りを見渡していた。
「真優…」
後ろから抱きしめられた。
誰となんか言わなくたってわかった。
「廉、居たの?」
「わかんなかった?後ろからアツーイ視線を送ってたのに♪」
嘘…わかんなかった。
「可愛いじゃん…」
えっ?
今、可愛いって言った?
「今すぐ襲いたくなっちゃう笑っ」
「なっ!!!!!///」
なんてことを!
「嘘嘘!笑っ…嘘じゃないけど。」
さりげなく本音漏らしたよね…。
「行くぞ?」
そう言って廉は私に手をさしのべてくれた。