俺様王子様に振り回されて
私は、笑って頷いた栞さんと、自室に入っていった。
パタンとドアを閉めた後、栞さんが単刀直入に切り出した。
「茜ちゃん。アタックっていうのは、攻めるってことだよ。」
顎までの、さらさらの茶色っぽい髪。
一重だけど、大きな、色素の薄い瞳。
道端に咲いている、小さなか弱い花を彷彿とさせる外見。
けど。
栞さんの性格は、そんな外見と正反対。
真っ直ぐで、勝気で、粘り強い。
何があっても立ち直る、芯の強さを持っている人。
私は、総長と同じくらい、栞さんも尊敬してる。
「攻める・・・?」
首を傾げた私に、栞さんは微笑んだ。
「そう。バレーのアタックは、点を取るためにするでしょ?
一緒なのよ。根本的にはね。
好きな人の心を取るために、するの。」
栞さんは、悪戯っぽく私を見た。
「ね、茜ちゃん。
何人も彼女がいる最低ヤローなんかやめて、私にしない?」
ふふっと、私の瞳を覗き込む栞さん。
い、色っぽい・・・。
「私、茜ちゃんのこと、好きよ?」
ふふふと楽しそうに微笑む栞さん。
・・・・・・忘れてた。
栞さんって、悪戯大好きっ子だった・・・。
私は苦笑いを浮かべる。
「いや、遠慮しとく。
私、やっぱアイツのことが好きだし。
それに、兄貴に殺されるだろーし。」
栞さんはつまらなそうに唇を尖らせた。
「なーんだ。
まぁ、でも、私には明君がいるもんねーっ♪」
あ。
栞さん嬉しそう。
パタンとドアを閉めた後、栞さんが単刀直入に切り出した。
「茜ちゃん。アタックっていうのは、攻めるってことだよ。」
顎までの、さらさらの茶色っぽい髪。
一重だけど、大きな、色素の薄い瞳。
道端に咲いている、小さなか弱い花を彷彿とさせる外見。
けど。
栞さんの性格は、そんな外見と正反対。
真っ直ぐで、勝気で、粘り強い。
何があっても立ち直る、芯の強さを持っている人。
私は、総長と同じくらい、栞さんも尊敬してる。
「攻める・・・?」
首を傾げた私に、栞さんは微笑んだ。
「そう。バレーのアタックは、点を取るためにするでしょ?
一緒なのよ。根本的にはね。
好きな人の心を取るために、するの。」
栞さんは、悪戯っぽく私を見た。
「ね、茜ちゃん。
何人も彼女がいる最低ヤローなんかやめて、私にしない?」
ふふっと、私の瞳を覗き込む栞さん。
い、色っぽい・・・。
「私、茜ちゃんのこと、好きよ?」
ふふふと楽しそうに微笑む栞さん。
・・・・・・忘れてた。
栞さんって、悪戯大好きっ子だった・・・。
私は苦笑いを浮かべる。
「いや、遠慮しとく。
私、やっぱアイツのことが好きだし。
それに、兄貴に殺されるだろーし。」
栞さんはつまらなそうに唇を尖らせた。
「なーんだ。
まぁ、でも、私には明君がいるもんねーっ♪」
あ。
栞さん嬉しそう。