俺様王子様に振り回されて
奴は家もとんでもなかった
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優しく手をつながれ、駅に向かった。
電車に乗り、3駅程度離れた駅で、降りた。
そんで、てくてく10分ぐらい?歩いたところで。
奴は止まった。
目の前には、超高級マンション。
奴は、さらりと言ってのけた。
「俺の家・・・つか、部屋、ここの最上階だから。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・は。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!???」
叫んだ。
当然、叫んだ。
奴は叫び続ける私をベシッと、バックで叩いた。
「な、なにをするっ!痛いだろーがっ!」
ギッと睨めば、思いっきり睨み返された。
「うっせぇんだよ、お前!」
吐き捨てるように言われたが、そんなことで怯む私じゃない。
「うっさくもなるだろうが、普通!
部屋が、この超高級マンションの最上階だと!?
驚いて当たり前!!!」
ガツンと言い返した。