俺様王子様に振り回されて
私が声のした方を見れば。




・・・なんか、すっげぇ、イケメンがいた。


どうやら3年生みたいだけど・・・・・。



というか、どっかで見た事あるような?






「先生、なにしてるのか、分かってるんですか?」


首を傾げる救世主。



教師はあわあわと言葉にならない声を発し、一目散に逃げ帰って行った。








・・・うん。



「一件落着だな。」

頷いた。


良かった良かった。




救世主は呆れたように私を見た。


「お前、コレで一件落着だと思ってるわけ?」


「勿論。」


「馬鹿だろ。」


「は!?」




いきなり馬鹿だと!?


成績はそこまで悪くないぞ!






「あのさぁ、あの先生、また迫ってくると思うけど?」



あ、そのことか。



「ま、その時はその時だろ。

今回は油断してただけだし。


あ、っつーか、ありがとな。助けてくれて。」




ニッと笑って言った。









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