俺様王子様に振り回されて
耳に流れ込んできたのは・・・・・・
《あ、千春ぅ~?私よわ・た・し!》
・・・甘ったるい女の声だった。
いや、誰だよお前。
私じゃ分かんねぇって。
「誰?」
単刀直入に聞けば、女はつまらなそうに言った。
《つれないわねぇ。覚えてな~い?
リイコよぉ。りいって呼んでくれたじゃなぁい♪》
・・・・・・全く記憶にない。
おそらく、一度かなんか抱いたんだろうな。
まぁ、そんなこと俺にはよくあることだ。
「覚えがないが・・・そうなんだろーな」
《えー!ひっどぉい!でも、そーなのよぉ。
それでね?明日、もっかい抱いてくれなーい?》
「明日?いいぜ。特に用事ねぇし。」
《やったぁ。千春大好きー》
「俺も好きだぜ?りい。」
《きゃあっ!嬉しい!明日、楽しみにしててねぇ♪》
「おう。じゃあな。」
《また明日ねぇ~》
――プッ。
通話終了。
そう。
これが俺と女の関係。
俺の"好き"。
軽い軽い関係。
たまに、それが嫌だと泣く女もいるけど。
そういう奴は、放っておいた。
コレが俺だ。
だから、アイツへの"想い"は、
俺らしくないんだ。
ぼすんっとソファーにまた、倒れこみ。
俺はアイツに初めて会った時のことを思い出す。
《あ、千春ぅ~?私よわ・た・し!》
・・・甘ったるい女の声だった。
いや、誰だよお前。
私じゃ分かんねぇって。
「誰?」
単刀直入に聞けば、女はつまらなそうに言った。
《つれないわねぇ。覚えてな~い?
リイコよぉ。りいって呼んでくれたじゃなぁい♪》
・・・・・・全く記憶にない。
おそらく、一度かなんか抱いたんだろうな。
まぁ、そんなこと俺にはよくあることだ。
「覚えがないが・・・そうなんだろーな」
《えー!ひっどぉい!でも、そーなのよぉ。
それでね?明日、もっかい抱いてくれなーい?》
「明日?いいぜ。特に用事ねぇし。」
《やったぁ。千春大好きー》
「俺も好きだぜ?りい。」
《きゃあっ!嬉しい!明日、楽しみにしててねぇ♪》
「おう。じゃあな。」
《また明日ねぇ~》
――プッ。
通話終了。
そう。
これが俺と女の関係。
俺の"好き"。
軽い軽い関係。
たまに、それが嫌だと泣く女もいるけど。
そういう奴は、放っておいた。
コレが俺だ。
だから、アイツへの"想い"は、
俺らしくないんだ。
ぼすんっとソファーにまた、倒れこみ。
俺はアイツに初めて会った時のことを思い出す。