俺様王子様に振り回されて
第2章
昼休みの呼び出し
「・・・・・・・・・・・・」
なんでこうなった。
穏やかな日の光。
暖かな風。
小春日和。
―――なのはいいんだが。
「どういうことよ!石原さんっ!」
それはこっちが聞きたい。
―――只今、人気の無い体育館裏。
なぜだか1年から3年までの、可愛い女子が勢ぞろい。
・・・・・・つまり、まあ。
呼び出されたってことなんだが。
で。
なぜか詰め寄られた。
『なんで俺様王子様と一緒にサボってたのよ!!!』
――と。