俺様王子様に振り回されて
女の嫉妬(?)は恐ろしい
―――――――――――――――――――――――――――――・・・・・・
「・・・・・・なんだこれは。」
朝。
昇降口で、自分の靴箱を見れば。
大量のゴミが入っていた。
紙くずやら綿ボコリやら、とにかく靴箱いっぱいに入っていた。
紙くずには
"ブス"
"調子のんな"
"馬鹿"
"千春の前から消え去れ"
などなど、書かれていた。
・・・・・・いじめっすか。
そういや昨日警告されたんだっけか。
で。
結局、森井と手繋いで帰ったから・・・こうなったと。
成程成程。
うーんと・・・とりあえず、このゴミ処分すっか。
私にとってこんなものは、どうってことない。
大したダメージも受けずに、ゴミを昇降口に置かれているゴミ箱に入れた。
そして、いつも通り教室へ向かった。
―――そしたら。