俺様王子様に振り回されて
「俺のために争うな!!!」
怯みまくった私が叫んだ言葉がソレ。
思わず一人称が"俺"になってしまった。
『は?』というように佐藤が眉をひそめた。
羽依はがばっと私に抱き付いてきた。
「争うよ!!!茜は私にとって大切な人だもん!!!」
「羽依っ・・・!!!」
きつく抱きしめあう羽依と私。
パチパチパチ・・・クラスメイトからの温かな拍手。
一件落着!
って、なんか違うような・・・?
案の定というかなんというか。
佐藤が叫んだ。
「違うでしょう!!!!!」
あ、やっぱし?
羽依がキョトンとした顔で聞いた。
「へ?何が違うの?私は茜が大切だから佐藤さんと言い合ってたんだけど?」
羽依・・・なんて可愛い奴なんだ!!!
佐藤がイライラとして言った。
「私は違うわよ!!!」
「あ。ホントだ。」
羽依がポンと手を打った。
私も違和感の理由はこれかと頷いた。
佐藤が頭を抱えた。
「あんた達って・・・馬鹿なの!?」
「「そこまで馬鹿じゃない!!!」」
羽依と綺麗にハモった。
そう。成績はそこまでじゃない。私も羽依も。
「・・・・・・分かった。馬鹿でアホなのね。」
「「違う!!!」」
綺麗に声がハモるのは、羽依と心が通じ合ってるからだ!
羨ましいか三木!
と、この場にはいない三木に自慢する。
怯みまくった私が叫んだ言葉がソレ。
思わず一人称が"俺"になってしまった。
『は?』というように佐藤が眉をひそめた。
羽依はがばっと私に抱き付いてきた。
「争うよ!!!茜は私にとって大切な人だもん!!!」
「羽依っ・・・!!!」
きつく抱きしめあう羽依と私。
パチパチパチ・・・クラスメイトからの温かな拍手。
一件落着!
って、なんか違うような・・・?
案の定というかなんというか。
佐藤が叫んだ。
「違うでしょう!!!!!」
あ、やっぱし?
羽依がキョトンとした顔で聞いた。
「へ?何が違うの?私は茜が大切だから佐藤さんと言い合ってたんだけど?」
羽依・・・なんて可愛い奴なんだ!!!
佐藤がイライラとして言った。
「私は違うわよ!!!」
「あ。ホントだ。」
羽依がポンと手を打った。
私も違和感の理由はこれかと頷いた。
佐藤が頭を抱えた。
「あんた達って・・・馬鹿なの!?」
「「そこまで馬鹿じゃない!!!」」
羽依と綺麗にハモった。
そう。成績はそこまでじゃない。私も羽依も。
「・・・・・・分かった。馬鹿でアホなのね。」
「「違う!!!」」
綺麗に声がハモるのは、羽依と心が通じ合ってるからだ!
羨ましいか三木!
と、この場にはいない三木に自慢する。