おいかける先は「青空」
ん?直属の教官?

「あの、教官。私への直属の教官とは…?」

「ぁあ、あまりにも成績が悲惨だでな。
今年副騎士団長になったばかりのお方が教官をやってくれることになった。」

サリエは驚く他なかった。
大きな金色の瞳をぱちくりさせるが
お構いなしに目の前にいる教官は続ける

「俺よりもだいぶ年下でなあ
騎士団に入って2年で副騎士団長にまで成り上がった、所謂天才だ。おまえとも年が近いし、きっと馬があうはずだ。」

訓練は18歳より受けれる
訓練の期間は2年。

その人も18歳から訓練を受け
卒業したのならその時点で、私とおなじ20歳。
そこから、騎士団に入って2年で副・・騎士団長なら・・・

「22歳ー?!」

「おう、そうだ。文句あるか?」

文句も何も、
副騎士団長様が私に直属の教官だなんて、
その時点でもうびっくりなのに

しかも私と年が2歳しか離れてないなんて・・
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