私たちで奏でる物語

「お待たせー」


結局龍くんと二人で買いにいくことになり、焼きそばとかき氷を買った


「どーも」

「うーん!頭キーンっとくるー!!」


恋くんがかき氷を食べて頭をおさえてる


「…栞那?」

「……え?」


この声…


「あ、やっぱり栞那だー!久しぶりー!!わかる?穂香だよ!穂香!!」

「…うん、わかるよ。久しぶり」


私の名前を呼んだのは小学生時同じクラスだった穂香

明るい茶髪を緩く巻いて化粧をした彼女は、小さい頃の雰囲気と全く違ってパッと見ただけではわからなかった


「どうしたの?私たちは遊びにきてるんだー!」

「そう、なんだ…」







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