私たちで奏でる物語

「大丈夫!私、あなた達のこと何とも思ってないから!」


気づいたら私は笑顔で彼女らに大声でこう叫んでいた


何でだろう?

全然悲しくない

逆に顔がニヤけてくる


「ふ…ははっ…私って…こんなこと言う人間だったの?」

「…栞那」


…え?
この声…


「…皆…」


後ろを向くと三人が私をみていた


気づかなかった…
後ろに三人がいたなんて…


「今の…見てた?」

「…すまない」


すまない…

それって聞いたってことだよね?

そっか…聞かれちゃったんだ





< 127 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop