私たちで奏でる物語
私は半強制的に体育館裏に連行された
「…何ですか?」
蛇に睨まれる蛙の気持ちが何となく分かる気がした
名札と上履きの色から、恐らく同年の3・4組の女子10人弱
「あんた、分かってんの?」
「はい…?」
「だーかーらー、転校生が調子扱いて恋様達にまとわりつくなって言ってんの!!」
1人が私を体育館の外壁に突き倒す
私はよろけ、尻餅をついた
と同時にその子の右足で、私の胸と壁が抑えつけられる