私たちで奏でる物語

「お母さんをよろしくお願いいたします…お父さん」


高明さんに深々頭を下げて言い微笑んだ

高明さんは一瞬目を見開いて驚いたが嬉しそうに微笑んで頷いた


「嗚呼、たまには手紙か電話で連絡しなさい」

「はい」

「栞那のことをよろしくお願いします」


お父さんが皆に頭を下げて言った


「「わかりました」」

「「まかせて(ください)☆」」


皆が笑顔で答える


「栞那元気でね」

「うん。お母さんも」


飛行機の時間が迫ってきたので私はお母さん達に手を振って別れた


お母さん

色んなことがあったけど私はお母さんの娘で良かったよ

今までありがとう

幸せになってねお母さん





< 158 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop