私たちで奏でる物語

後悔と希望


転入初日から、何やってんだろ…


散々泣いたあと、どうやって家に帰ったかあまり覚えていない

私は机に広げた宿題も手付かず、ベッドに仰向けになって某然としていた

シンと静まった部屋、音1つ鳴りやしないこの家

こんな環境は日常茶飯事

なのに今日はそれが、格別に寂しくって惨めな気分に陥らせていた

そんな悲しみの渦は、いつの間にか私を眠りに誘い込んでしまった





< 18 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop