私たちで奏でる物語
私は一人、上空絵事
(え……、て事は?)
「――どうした、栞那?」
那斗君が私を見て言う
「やったぁ、女の子っ!!」
私が小さな感興を上げたのに、真さんを除く三人は
「………………は?」
只、呆然と脱け殻の様にあった
「ちょと、栞那、誰が女の子サ?」
龍君が慌てて我に返り質問
「え?――真さん?」
「いや、栞那。こいつは……」
再び龍君の言葉を、
「栞那ちゃんと同じ!?やった!よろしく、栞那ちゃーん♪」
真さんが嬉しさが詰まった声で私に解き放つ
「はい!」
私も出来る限りの笑顔で応えた