私たちで奏でる物語

「何?お前、体育祭とかやった事ねぇの?」

「……うん、休んだりしてたから」

「じゃあ尚更楽しまないとね。一緒に頑張ろうにゃあぁ~~♪」


恋君が何故か猫真似をして言う


私は「ありがとう」と言いつつ苦笑いした

存在はした――ってさっきは言ったけれど、実際参加してたのは小学校以来

お父さんが亡くなり転校続きの私にはもう《ナイ》も同然のモノだった





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