私たちで奏でる物語

「ま、こと……」


彼の名を呼ぼうとした時、バンッと机を叩き真君が立ち上がる


「ふざけんなよっ!!

栞那が俺になる必要なんてねぇじゃねぇか!?

お前はそのまんまで俺の何倍も可愛いんだからよぉっ!!

もっと《自信》持ちやがれっ!!」


真君の声は教室中に響いて消えた

そして沈黙を呼び寄せる





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