*天使の贖罪-勿忘草-*
最初はもちろん、親や私を苛めた奴らを殺す、という計画でした。
だけど、その頃16歳の私にはとうてい出来ませんでした。
深夜、台所の包丁を持ち出して両親の寝室へ向かいました。
ドアの前で一呼吸して、ドアノブに手を伸ばしたところで私の体がガクガクと震えだしたのです。
握る手の力も抜け、危うく自分の足に包丁を落とすところでしたよ。
それからは自暴自棄になり自分自身を傷つけるようになりました。
その手段はリストカット。
ご存知の方もいるでしょうね。
そう、自分の手首を自分で切るんです。
何故かそれをすると私の心は自然と落ち着きました。
どうやら私は死ぬために手首を切っている訳ではなかったようです。
ただ血を流すためだけのものでした。
でも、それを繰り返すにつれ、だんだんと『もう死んでもいいや』と思うようになっていきました。
そして私は二度目の決意をしました。
─もう、死んでしまおう。─と。
だけど、その頃16歳の私にはとうてい出来ませんでした。
深夜、台所の包丁を持ち出して両親の寝室へ向かいました。
ドアの前で一呼吸して、ドアノブに手を伸ばしたところで私の体がガクガクと震えだしたのです。
握る手の力も抜け、危うく自分の足に包丁を落とすところでしたよ。
それからは自暴自棄になり自分自身を傷つけるようになりました。
その手段はリストカット。
ご存知の方もいるでしょうね。
そう、自分の手首を自分で切るんです。
何故かそれをすると私の心は自然と落ち着きました。
どうやら私は死ぬために手首を切っている訳ではなかったようです。
ただ血を流すためだけのものでした。
でも、それを繰り返すにつれ、だんだんと『もう死んでもいいや』と思うようになっていきました。
そして私は二度目の決意をしました。
─もう、死んでしまおう。─と。