東京物語
行き詰まると
あの人に逢いたくて
あの人が
私との間に作り出す空気がほしくなって…
でも
それはもう とても無理な事で…
きっとあの頃のように
毎日のように会って
たまにくだらない話をして
たまにマジメな話もして
星を見たり
ドライブをしたり
遊びに行ったり
映画をみたり
音楽を聴いたり…
そんなことが
あの時のように出来る事は
もう ない。
仕方のない事で
いつかこうなるとは思っていたけれど
そうなってみたら
やっぱり寂しいもので
あの人が居なくなってからの夜は
毎晩のように泣いている
いろんな事が苦しくて
いろんな事が
もう限界の域だ
だから私は
あの人にどうにかしてでも 逢う事を決めた