王子先輩、好き
「そんなもんですか?」


「そんなもんだ」


「えと、ありがとうございます。お名前は?」


「…名乗るほどのことはしてない。じゃあな」


「あ…」


後ろ手をひらひらとしながらさっていってしまった。
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