王子先輩、好き

*2st story

「彩ちゃーん、いますかぁー?」


しばらくすると、それらしき2人組の女の子を見つけた。


「はーい、彩です!」


手を降って自分の居場所を知らせると、女の子達が近づいてくる。


「私、同室の桃瀬桃だよっ」


耳の上で結んだツインテールが、ゆらゆら揺れている。


可愛いな。

でもちょっとケバい、かも。
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