七神〜私と君で咲かす花〜
しかし、その光りも長くは続かず、だんだん小さくなり、やがて光りを失った。
「上出来だな!」
千尋にそう言われ、緊張が解けたのか、ガクッとその場に崩れ落ちてしまった。
「なにやってんだよ。 ほら」
差し出された手に、素直に手を置き、ゆっくりと立ち上がった。
「ありが……って!月神!?」
私の驚いた声に、月はムッと眉間にシワを寄せる。
「なんだよ…?」
「いや…千尋かと思って……」
そう言った瞬間、更に眉間のシワを深くした。
ひっ………!!!
「そ、そんなことより、もう動いて大丈夫なの?」
「ああ、麻痺はだいたい治った」
「そっか…」
安堵の表情を浮かべ、ホッとため息をつく。
「よかった…」
「何言ってんだよ」