七神〜私と君で咲かす花〜
「佐伯さん、いつからそこに居たの?」
「えっと…… 月神君がここに来たときから……」
「誕生日いつ?」
「6月25日…」
「血液型は?」
「O型です」
「それじゃ、好きなタイプは……」
「「違うだろ!!」」
私は颯と一緒に千尋にチョップを炸裂させた。
「いってー!!! 何するんだよっ! 尋問中だぞっ」
「これのどこが尋問なのよ!まるっきりプライベートなこと聞き出してるだけじゃない!」
「これも立派な尋問だ!」
「好きなタイプ聞く尋問がどこにあるってんだ。話戻せ話」
颯に言われて、千尋は「へいへい」としぶしぶ話を戻した。
「じゃ、颯に何か用だったの?」
この質問に、佐伯さんは少し黙った。
「……お話を聞きたかったんです。 月神君、私のと良く似た石を持ってるから……」
「石……?」