七神〜私と君で咲かす花〜
「おい!何人間同士で共感してるんだよ!あ、わかったぞ!俺がカッコいいとかいわれてるのを想像したら、悔しくなったんだろ!」
「そんなわけあるか」
「そーだよ!私だって“可愛い”って言われたことあるんだから!」
「「誰に?」」
「えっ!?」
なんでそこでハモるの??
そんなに信じられない!?
「えーと…」
「まさか冗談?」
素っ気ない目で見つめる月神を無視し、必死に考える。
えーと…えーと……!?
「近所の…おじいちゃん?」
「……ぶっ!!!アハハハ!!」
爆笑する青い猫。
「ちょっ、笑うなー!!」
「そうだぞ、青。笑い過ぎだ…ぷっ」
「笑いを堪えられる方がよっぽど辛いわ!…ってか、青って?」
首を傾げる私を見て、月神が「ああ!」と声を上げた。