七神〜私と君で咲かす花〜
「どうした?、じゃないよ!私の人生がどうかしそうだよ!!」
「何言ってんだ」
「だって!!」
やっとのことで志望校に合格できて、これから普通の女子高校生LIFEをENJOYしようと…!!
「彼氏いない歴15年ともGOOD BYEしたかったのにぃー!!」
「そんなん知るか。お前が好奇心だけでこの異空間に入ってきたのがいけないんだろ」
月神が吐き捨てるようにいう。
その言葉は私の胸に突き刺さるようだった。
「……」
図星のあまり、言葉が見つからない。
ああ、本当に、私が興味だけで動かなければ……
「まぁまぁ、そう気を落とさずに」
そう言って、千尋は肩を軽くポンと叩いた。
「ねえ、俺、君の名前まだ知らないんだけど」
「あ、そっか」
千尋は自分から名乗ったけど、私は訊かれなかったから教えてないんだっけ。