七神〜私と君で咲かす花〜



「もう誰も、失いたくない!!!」



佐野宮が力一杯の声で叫んだ。



次の瞬間。



―ブワァッ!!



佐野宮の周りを、竜巻のような風が覆った。



彼女の腕を掴んでいた千尋は、風の威力に負け、 風圧で飛ばされて。



妖化も呆気にとられ、鎌を止める。



俺たちは、揃って佐野宮を見つめた。



その後、風の威力はますます増していき、中に居る佐野宮が見えなくなってしまった。





























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